長い間幾つものコンサート・ライブに参加してきましたが、
時代の流れと共に、その様子、あり方が変わってきました。
その変化が良いことなのか良くないことなのか、
判断は誰もが心地よくその一瞬を過ごせるかどうかだと思いますが・・・
ここ数年は野外ライブ、ドーム、アリーナという
大きな会場での公演が増えてきて、一度に集まる人数も増えてきました。
音楽に限らず不特定多数の人が集まるとなると、
様々な人がいるのは当たり前ですが、
これはいいことなのだろうか、許容範囲なのだろうかと考える出来事が
段々増えてきました。
例えば会場内での撮影。
開演前でも会場内は撮影禁止の場合もあり、
プロモーターさんがプラカードを持って歩いたり、
撮影している人に注意するところもあります。
逆に禁止と掲示していながらも撮影する人もいて
それを注意するスタッフが皆無の会場もあります。
今では誰もが携帯で写真撮影ができる時代です。
昔のように荷物検査など意味がなく、
スタッフが形式的に「カメラ持っていませんか」と言うだけです。
一応言うということでしょうか。
言う方も言われる方も素通りの瞬間です。
そして場内に入ると、何のためなのかわかりませんが、
場内の写真を堂々と撮るオトナ達。
開演するとその写真以上の感動が待っているのですよと
私はいつも思います。
録音もしかりです。
それから、演奏中の移動も気になります。
どうしても離席する場合は曲と曲の間とか、MCの時、
後ろにお客さんがいる時はちょっとくらい腰をかがめてほしいものです。
野外などでは、ひたすら人が動いていますが、
ちょっと優しい配慮をしている人がいたら、わかってるな~と思ってます。
それと、これは恐らくTVの影響かと思いますが、
曲がすっかり終わる前に拍手することが多いですね。
TVと言ったのは、
ずっと以前ですが、公開放送でディレクターさんが、
「私が手を上げたら皆さん拍手してくださいね」と
お客さんに指示をしたのでした。
子供ながらにTVはこういうものなんだと思ったものです。
今でもそうでしょうか?わかりませんが、
それも演出なので仕方がありません。
でも私の場合は、自らコンサートにいくようになったのが
楽器を弾きながら歌うグループで、
恐らく何度も来たことのある周りのお客さんは、
すっかり楽器の音が消えてから拍手をしていました。
イントロからエンディングまでが一曲で、
演奏も勿論その曲を表すものですから。
TVの歌番組などで、編曲、演奏が拍手にかき消されるのは
今でもなんだか忍びないです。
小田さんのライブでも、ハンドマイクを持って歌うようになってから、
エンディングで頭を下げたりすると、やはり拍手が起きますね。
頭を下げているのに反応しないのもおかしいけど、
そういうときは音が出ないように拍手してます。
盛り上がった曲の手拍子からの拍手は盛り上がりの一つだと思いますがね。
スタレビも最近のライブでは曲が終わる前に拍手が起きたりします。
私はバンドの演奏が好きなので、
ジャーンと終わるまでしっかり聞きたいです。
私は手拍子は小~中くらいで、拍手は中~大くらいの強さにしてます。
色々書きましたが、こんな考えもあるというくらいで。